岐阜各務原児童合唱団(GKG:Gifu Kakamigahara jidou Gassyoudan)は、1970年(昭和45年)に各務原児童合唱団として、指導者の長尾 正 が設立しました。
現在、幼稚園児から高校生までの男女約50名が在籍しています。
地域の異年齢の少年少女が交流する場が、子ども会、野球少年団しかなかった当時、昭和45年に岐阜各務原児童合唱団を立ち上げてから、合唱団活動は県内の他市町村にも広がりました。現在も、各務原市内の児童、生徒を対象に放課後や土日を利用し合唱の指導を精力的に行っています。合唱を通じて子どもたちに「地域の文化継承」や「人間関係づくり」を教えることを目標として、合唱団の活動内容に地域の伝統的な文化を積極的に取り入れながら活動を続けています。
卒団員の中には、ピアニスト、声楽家になるための専門学校に進学するものや、プロの劇団員や音楽の教員、アナウンサーなど合唱団での経験をいかした職業を選ぶ者もおり、団の指導は青少年の将来展望にも大きな影響を与えています。
岐阜県少年少女合唱連盟の発足にも尽力し、県内の子どもたちの合唱を通じた交流を積極的に行っており、この連盟には35団体が加盟するまでに成長しています。県内のみならず県外の合唱団との交流も盛んに行っており、徳島少年少女合唱団とは30年以上の交流があり、交互にホームステイをするなど家族ぐるみでの交流が続いています。さらに、韓国・中国・オーストラリアなどの合唱団とも言葉の壁を越えた交流を行っており、子どもたちを通じた国際交流にも寄与しています。